自宅や学校などの近くの教習所に、自分のペースで通うのが「通学」の教習所。対して合宿免許は、自宅から離れた地方の自動車学校に入校。学校近隣の寮・ホテル・旅館・ペンションに宿泊して短期間での教習所卒業を目指すものです。空いた時間に観光や地元のグルメを楽しめる「旅行」の要素があるのも合宿免許の特徴ですね。

　通学は基本的に「自分の通えるスケジュールで教習所に行く」のに対し、合宿は最短日数で卒業できる特別のカリキュラムが組まれます。約2週間の短期間に、技能教習・学科・検定の全てがスケジューリングされた状態で教習を受けることができ、教習予約の手間もありません。合宿の場合、取得期間はAT車最短14日間・MT車最短16日間です。※通学でも、ハイスピ－ドプランといった短期取得プランを用意している教習所もあります。

学校や部活・バイトなどの空いた時間に教習に行けるスケジュール自由な通学と違って、合宿免許は宿泊を伴うため、まとまった休みが必要になる点が大きな違いです。

また、教習代金の面でも大きな違いがあります。通学校が年間通じて教習代金がほぼ一定であるのに対し、合宿教習は「人数が多い時期が高く」「空いている時期は安く」なります。春休みが終わった4～6月や、夏休み後の10～1月頃だと20万円台前半といった、大幅に安い料金のプランもあります。逆に、夏休みや春休み期間は一気に料金が高くなります。これは、GW・お盆・年末年始には旅行費用が極端に高いのと同じです。

　合宿免許は、教習料金の他に宿泊や食費（交通費も）が全部セットになっています。空いている時期にスケジュールが合えば大変お得に教習が受けられるのも合宿免許の大きな特徴です。